障がいのある方と少人数で音楽を楽しむ|一人ひとりのペースを大切にした時間
音楽活動は、大人数で行うものだけではありません。
数名ほどの少人数で、ゆっくり音楽を楽しむ方法もあります。
好きな曲を聴く。
一緒に歌う。
楽器に触れてみる。
リズムを楽しむ。
演奏している姿を見る。
音楽について話す。
少人数だからこそ、一人ひとりの様子を見ながら、その場に合った進め方を考えやすいことがあります。
障がいのある方と音楽を楽しむ場合も、全員に同じ参加方法を求めるのではなく、それぞれのペースや興味を大切にすることが必要だと考えています。
ムジカスケッチでは、人数の多さではなく、その場にいる方がどのように音楽と関われるかを大切にした活動を考えていきたいと思っています。
少人数だからできること
大人数での音楽活動には、みんなで同じ音楽を共有できる楽しさがあります。
一方、少人数では一人ひとりの反応を見ながら進めやすくなります。
この曲が好きそう。
この楽器に興味を持っている。
今日は聴いていたい様子。
もう一度同じ曲を楽しみたい。
その場で気づいたことに合わせて、内容を少し変えることもできます。
一人ひとり違う参加方法でいい
数名で同じ音楽を楽しんでいても、全員が同じことをする必要はありません。
歌う方。
演奏を聴く方。
手拍子をする方。
楽器を鳴らす方。
身体を動かす方。
少し離れた場所から参加する方。
それぞれの関わり方があって構いません。
同じ曲を共有しながら、一人ひとり違った方法で参加できる時間を考えます。
好きな音楽を知りやすい
少人数の場合、参加される方が好きな音楽について聞きやすいという特徴もあります。
「どんな曲が好きですか?」
「この曲は知っていますか?」
「どんな音楽を普段聴いていますか?」
本人から聞くことが難しい場合には、ご家族や支援者の方から教えていただくこともできます。
好きな音楽が分かることで、その方に合った活動を考える手がかりになります。
予定を詰め込みすぎない
音楽活動だからといって、限られた時間にたくさんのことを行う必要はありません。
歌を何曲も歌う。
いくつもの楽器を体験する。
次々と違う活動を行う。
それよりも、一つの曲や楽器をゆっくり楽しむ方が合う場合もあります。
好きな曲をもう一度聴く。
同じ楽器を何度か鳴らしてみる。
興味を持ったことに少し長く時間を使う。
少人数だからこそ、こうした柔軟な進め方ができます。
途中で休んでもいい
その日の状況によって、音楽への関わり方が変わることもあります。
途中で休む。
少し離れる。
好きな曲のときだけ参加する。
見ているだけにする。
また参加したくなったら戻る。
最初から最後まで同じ形で参加することを求めず、その方のペースを大切にします。
音量を調整しやすい
少人数であれば、大きな音響設備を使わずに音楽を楽しめる場合もあります。
小さな部屋。
施設の一角。
地域のスペース。
会場や参加人数に合わせて、楽器や声の音量を考えることができます。
音への感じ方には個人差があるため、必要に応じて施設や支援者の方と相談しながら、無理のない環境をつくることが大切です。
一つの楽器をゆっくり楽しむ
少人数であれば、一つの楽器を順番に見たり触れたりする時間も取りやすくなります。
まず演奏を聴く。
楽器を近くで見る。
興味があれば触れてみる。
一音鳴らしてみる。
好きな曲に合わせて音を出してみる。
楽器を演奏できるようになることだけを目的にせず、楽器そのものとの出会いを楽しむこともできます。
会話をしながら進める
音楽活動の間に、会話を入れることもできます。
「この曲はどうでしたか?」
「次はどんな曲を聴きたいですか?」
「この楽器を触ってみますか?」
一人ひとりに声をかけながら進めることで、その場で希望を聞けることもあります。
言葉でのやり取りだけでなく、表情や様子なども見ながら進めることが大切です。
支援者の方にも参加してもらう
施設での活動では、支援者の方と一緒に音楽を楽しむ方法もあります。
利用者の方と一緒に手拍子をする。
歌を一緒に歌う。
楽器を鳴らす。
普段好きな曲について教えていただく。
日頃から関わっている支援者の方が一緒にいることで、参加しやすくなる場合もあります。
音楽を届ける側だけで活動を完結させるのではなく、その場所にいる皆さんと一緒に時間をつくることも大切です。
毎回同じ流れでなくてもいい
定期的に音楽活動を行う場合でも、毎回まったく同じ内容にする必要はありません。
今日は歌を中心にする。
次回は楽器を楽しむ。
好きな曲をたくさん聴く日をつくる。
季節の音楽を取り入れる。
前回興味を持ったことをもう一度行う。
参加される方の様子や興味を見ながら、少しずつ内容をつくっていくことができます。
小さな音楽の時間にも意味がある
大きなイベントを開催することだけが、福祉の場で音楽を届ける方法ではありません。
数人で好きな曲を聴く。
一緒に一曲歌う。
一つの楽器に触れてみる。
誰かの演奏をゆっくり聴く。
そうした小さな音楽の時間もあります。
人数が少ないからこそ、一人ひとりの好きなことやペースを大切にできる場合があります。
ムジカスケッチでは、その場所や参加される方に合わせて、無理なく続けられる音楽の形を考えていきたいと思っています。
福祉施設・地域団体のご担当者様へ
ムジカスケッチでは、大人数のイベントだけでなく、少人数での歌、生演奏、リズム、楽器体験などを組み合わせた音楽活動についてもご相談を受け付けています。
「少人数でゆっくり音楽を楽しめる時間をつくりたい」
「一人ひとりの好きな音楽を取り入れたい」
「大人数での活動が難しい方にも音楽を楽しんでもらいたい」
といった段階からでも大丈夫です。
参加される方の年齢や人数、会場、普段のご様子、ご希望の内容などを伺い、施設や支援者の皆さまと相談しながら、その場所に合った音楽の時間を一緒に考えていきます。
まずはお気軽にご相談ください。
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