福祉施設で音楽活動を継続する|単発イベントから定期的な歌の会・演奏へ

福祉施設で音楽活動を継続する|単発イベントから定期的な歌の会・演奏へ

福祉施設での音楽活動は、一度だけのイベントとして開催することもできます。

敬老の日にミニコンサートを開催する。

クリスマス会で演奏する。

地域の演奏者を招いて歌の会を開く。

まずは一度開催してみることも、音楽を取り入れるきっかけになります。

一方で、実際に音楽活動を行ってみると、

「またこの曲を歌いたい」

「次はこの歌を聴きたい」

「定期的に開催できないだろうか」

という話につながることもあります。

定期的な音楽活動には、単発イベントとはまた違った楽しみ方があります。

ムジカスケッチでは、最初から定期開催を前提にするのではなく、まずは一度音楽を楽しみ、その施設に合っていれば少しずつ継続していく形も大切にしたいと考えています。


まずは一度開催してみる

初めて外部の演奏者や音楽講師を呼ぶ場合、最初から毎月の開催を決める必要はありません。

まずは一度、

歌の会。

ミニコンサート。

生演奏。

音楽レクリエーション。

などを開催してみる方法があります。

実際に行ってみることで、企画を考えている段階では分からなかったことが見えてきます。


実際にやってみると分かること

一度音楽活動を開催すると、その施設に合った内容を考えるためのヒントが見つかります。

どんな曲が人気だったのか。

一緒に歌うことを楽しむ方が多かったのか。

演奏を聴く時間が好評だったのか。

どのくらいの音量がちょうどよかったのか。

参加される方からどんなリクエストがあったのか。

こうした実際の様子を、次の活動に活かすことができます。


人気だった曲を次回も楽しむ

音楽活動では、毎回すべて新しい曲にする必要はありません。

前回みんなで歌った曲。

人気だった昭和歌謡。

季節の歌。

利用者の方からリクエストされた曲。

「また歌いたい」という曲があれば、次回も取り入れることができます。

同じ曲を繰り返し楽しむことも、定期的な音楽活動の一つの形です。


リクエストを次回につなげる

その場ですべてのリクエストに応えることは難しい場合があります。

しかし、定期的な活動であれば、

今回リクエストを聞く。

次回までに曲を準備する。

次の活動で演奏する。

また新しいリクエストを聞く。

という流れをつくることができます。

参加される方の声を少しずつ活動に取り入れられることは、継続するからこそできることの一つです。


季節によって内容を変える

定期的な音楽活動では、季節も内容を考えるきっかけになります。

春には春の歌。

夏には夏を感じる曲。

秋には秋の歌。

冬にはクリスマスやお正月の音楽。

季節の曲だけでなく、普段から人気のある曲やリクエスト曲を組み合わせることで、一年を通してさまざまな音楽を楽しむことができます。


毎月でなくてもいい

「定期的な活動」というと、毎月開催するイメージがあるかもしれません。

しかし、必ず毎月である必要はありません。

2か月に一度。

季節ごと。

年に数回。

施設の行事に合わせて。

施設のスケジュールやご予算に合わせて、無理なく続けられる頻度を考えることができます。


毎回同じ内容でなくてもいい

定期的に開催する場合も、毎回同じ形式にする必要はありません。

今回は歌の会。

次回は生演奏を中心にする。

その次はリクエスト曲を多く取り入れる。

クリスマスにはミニコンサート。

このように、少しずつ内容を変えることもできます。

反対に、毎回ある程度同じ流れにする方法もあります。

その施設に合った形を見つけていくことが大切です。


顔を合わせる機会が増える

単発イベントでは、演奏者と参加される方が初めて会うことも多くあります。

定期的に訪問すると、

「前にも来ていた人」

「いつもの歌を一緒に歌う人」

として少しずつ顔を合わせる機会が増えていきます。

演奏する側も、その施設でどのような音楽が親しまれているのかを少しずつ知ることができます。


その施設ならではの曲が増えていく

活動を続けていくと、

この曲はみんなでよく歌う。

この曲をリクエストする方がいる。

この季節にはこの歌を楽しむ。

最後にはいつもこの曲を歌う。

といった、その施設ならではの音楽が生まれることがあります。

最初から完成したプログラムを用意するのではなく、回数を重ねながら一緒につくっていくことができます。


職員・支援者の方の感想を次回に活かす

音楽活動を継続するうえでは、施設職員や支援者の方からの感想も大切です。

「この曲は皆さんよく歌っていました」

「もう少し生演奏を増やしてもよさそうです」

「次回はこの歌をお願いしたいです」

「このくらいの音量がちょうどよかったです」

日頃から参加される方と接している施設の皆さまだからこそ分かることがあります。

その声を次回の内容に活かしていきます。


続けること自体を目的にしない

定期的な活動だからといって、続けることそのものが目的になる必要はありません。

参加される方が楽しめているか。

施設の負担になっていないか。

内容がその場所に合っているか。

無理のない予算や頻度になっているか。

こうしたことを確認しながら続けることが大切です。

必要であれば、開催頻度や内容を途中で変更することもできます。


外部の音楽活動を施設の日常に取り入れる

特別なイベントとして音楽を楽しむことも素敵ですが、音楽を施設の日常の中に少しずつ取り入れる方法もあります。

毎月ではなくても、季節ごとに歌を楽しむ。

数か月に一度、生演奏を聴く。

施設の行事に合わせて演奏者が訪問する。

参加される方から次回のリクエストを聞く。

大きなイベントだけではなく、無理のない規模で音楽と出会える機会をつくることができます。


音楽科教員として40年間勤務した講師の経験も活かして

ムジカスケッチには、音楽科教員として40年間勤務してきた荒牧慶偉子先生が在籍しています。

長年の学校教育での経験に加え、現在は発声・歌唱指導、コンサート活動などにも取り組んでいます。

クラシック・声楽、日本歌曲、歌謡曲、ポップス、昭和歌謡など、幅広い音楽を扱っています。

こうした音楽教育や歌唱、演奏の経験も活かしながら、一度きりの演奏だけでなく、地域や福祉の場で継続して音楽を楽しめる方法についても考えていきたいと思っています。


単発から始めて、合っていれば次へ

最初から大きな計画を立てなくても構いません。

まず一度開催する。

参加される方の様子を見る。

施設の皆さまから感想を聞く。

またやってみたいと思えば次回を考える。

次回はリクエスト曲を取り入れてみる。

そうして少しずつ、その施設に合った音楽活動をつくっていくことができます。

ムジカスケッチでは、「定期開催ありき」ではなく、その場所に音楽が合っているかを大切にしながら、無理なく続けられる形を一緒に考えていきたいと思っています。


福祉施設のご担当者様へ

ムジカスケッチでは、一度だけのミニコンサートや歌の会から、定期的な音楽活動までご相談を受け付けています。

「まずは一度開催してみたい」

「以前開催した音楽イベントが好評だったので定期的にお願いしたい」

「季節ごとに歌の会を開催したい」

「利用者のリクエストを取り入れながら続けたい」

といったご相談でも大丈夫です。

参加される方、人数、会場、ご希望の内容、開催頻度、ご予算などを伺いながら、施設の皆さまにとって無理なく続けられる音楽活動を一緒に考えていきます。



小学5年生〜中学3年生の方は、