障がいのある方と楽器を楽しむ|触れる・鳴らすことから始める音楽体験

障がいのある方と楽器を楽しむ|触れる・鳴らすことから始める音楽体験

楽器を楽しむというと、「曲を演奏できるようになること」を思い浮かべるかもしれません。

しかし、楽器との関わり方はそれだけではありません。

楽器を見る。

触れてみる。

一つの音を鳴らしてみる。

音の違いを聴いてみる。

好きなタイミングで音を出してみる。

誰かの演奏を聴いてみる。

障がいのある方と楽器を楽しむ場合も、最初から正しい演奏方法を覚える必要はありません。

ムジカスケッチでは、その人が興味を持ったところから、無理なく楽器や音楽と関われることを大切にしたいと考えています。


まずは楽器を見てみる

普段あまり見る機会のない楽器そのものに興味を持つことがあります。

どんな形をしているのか。

どんな大きさなのか。

どこから音が出るのか。

どうやって演奏するのか。

まずは演奏することより、楽器を見るところから始めても構いません。

演奏者が実際に音を出してみることで、楽器と音の関係を楽しむこともできます。


楽器に触れてみる

興味を持った楽器があれば、可能な範囲で実際に触れてみる方法もあります。

持ってみる。

表面に触れる。

弦に触れる。

鍵盤を押してみる。

打楽器を軽く鳴らしてみる。

楽器によって安全な触れ方や扱い方は異なりますが、「触れてみる」という経験そのものが音楽との関わりになることがあります。


一つの音を鳴らすことから

楽器を楽しむために、最初から曲を演奏する必要はありません。

一つの音を鳴らす。

同じ音を何度か鳴らしてみる。

違う音を鳴らしてみる。

音が出たことを楽しむ。

それだけでも立派な楽器体験です。

「曲が弾けるかどうか」だけで楽器との関わりを考えないことが大切です。


打楽器でリズムを楽しむ

楽器体験の中でも、打楽器はリズムと組み合わせて楽しめるものがあります。

好きなタイミングで音を鳴らす。

一定のリズムで鳴らす。

演奏者のリズムを真似してみる。

好きな曲に合わせて鳴らしてみる。

正確なリズムで演奏することだけが目的ではありません。

音を出すことや、音楽と一緒に楽器を鳴らすことそのものを楽しむ方法があります。


ギターの音を楽しむ

ムジカスケッチでは、普段からギターのレッスンを行っています。

ギターは、弦を弾くことで音が出る楽器です。

演奏を聴く。

弦が振動している様子を見る。

楽器の形を見る。

安全に配慮しながら弦に触れてみる。

ギターを弾けるようになることだけではなく、楽器そのものに触れる体験として楽しむこともできます。


ドラムや打楽器の音を楽しむ

ドラムや打楽器は、叩くことで音が出ることが分かりやすい楽器です。

ただし、音量が大きくなることもあります。

大きな音が好きな方もいれば、苦手な方もいます。

そのため、福祉施設などで取り入れる場合には、楽器の種類や音量、演奏方法を考える必要があります。

小さな音で楽しめる楽器を使うなど、その場所に合った方法を選ぶことが大切です。


音の違いを楽しむ

楽器によって音は違います。

高い音。

低い音。

短い音。

長く響く音。

柔らかく感じる音。

はっきりとした音。

いくつかの楽器を使って、音の違いを聴いてみることもできます。

どの音が好きなのか。

どの楽器に興味を持つのか。

一人ひとり違った反応があって構いません。


楽器を使いたくない方もいる

楽器体験を行うからといって、全員が楽器に触れる必要はありません。

演奏を見たい方。

音を聴きたい方。

手拍子で参加したい方。

歌いたい方。

楽器には触れたくない方。

それぞれの参加方法があります。

無理に楽器を持ってもらうのではなく、本人が興味を持った場合に参加できる環境をつくることが大切です。


好きな曲と楽器を組み合わせる

楽器だけを鳴らすのではなく、好きな音楽と組み合わせる方法もあります。

好きな曲を流す。

演奏に合わせて打楽器を鳴らす。

歌に合わせて手拍子をする。

簡単なリズムで参加する。

知っている曲や好きな曲があることで、楽器との関わりが生まれやすくなる場合があります。


「上手に演奏する」以外の目的があっていい

音楽教室では、楽器の演奏方法を学び、少しずつ曲を演奏できるようになることも大切な目的です。

一方、福祉の場で楽器を楽しむ場合には、それだけが目的ではありません。

音を出してみる。

楽器に興味を持つ。

好きな音を見つける。

誰かと一緒に音を鳴らす。

生演奏を楽しむ。

その人なりの楽器との関わりがあって構いません。


安全や環境にも配慮する

楽器によって、大きさや重さ、音量、扱い方は異なります。

施設などで楽器体験を行う場合には、参加される方の状況や会場に合わせて使用する楽器を考える必要があります。

施設の職員や支援者の方とも相談しながら、無理なく安全に楽しめる方法を考えていくことが大切です。


音楽教室だからできる楽器との出会い

ムジカスケッチでは、ギター、ドラム、ボーカルなどの音楽レッスンを行っています。

普段から楽器や音楽に触れている音楽教室だからこそ、楽器を「習うためのもの」としてだけではなく、「音楽に出会うためのもの」として届けることもできると考えています。

見る。

聴く。

触れる。

鳴らしてみる。

そこから楽器に興味を持ったら、さらに音楽との関わりを広げていく。

一人ひとりに合った形で、楽器を楽しむきっかけをつくっていきたいと思っています。


楽器に触れることから始まる音楽

曲を演奏できなくても、楽器を楽しむことはできます。

一つの音を鳴らす。

音の違いを聴く。

楽器を近くで見る。

演奏している人を見る。

好きな曲に合わせて音を出す。

その小さな体験から、音楽への興味が広がることがあります。

ムジカスケッチでは、音楽経験や障がいの有無だけで可能性を決めず、その人が興味を持ったところから音楽を楽しめる機会をつくっていきたいと考えています。


福祉施設・地域団体のご担当者様へ

ムジカスケッチでは、楽器に触れる体験、簡単なリズム活動、生演奏などを組み合わせた音楽企画についてご相談を受け付けています。

「利用者の方に楽器を体験してもらいたい」

「演奏を聴くだけでなく、実際に音を出せる時間をつくりたい」

「どんな楽器なら取り入れられるか相談したい」

といった段階からでも大丈夫です。

参加される方の年齢や人数、会場、設備、ご希望の内容などを伺い、施設や支援者の皆さまと相談しながら、その場所に合った音楽体験を一緒に考えていきます。



小学5年生〜中学3年生の方は、