障がいのある方とリズムを楽しむ|手拍子や楽器で参加する音楽の時間

障がいのある方とリズムを楽しむ|手拍子や楽器で参加する音楽の時間

音楽には、歌やメロディーだけでなく「リズム」があります。

手拍子をする。

身体を揺らす。

足や指で拍子を取る。

簡単な楽器を鳴らす。

好きな曲に合わせて身体を動かす。

歌詞を覚えていなくても、楽器を演奏した経験がなくても、リズムを通して音楽を楽しめることがあります。

障がいのある方と音楽を楽しむ場合も、「正しいリズムを演奏すること」だけを目的にする必要はありません。

ムジカスケッチでは、一人ひとりの感じ方やペースを大切にしながら、それぞれの方法でリズムや音楽を楽しめる時間を考えていきたいと思っています。


リズムは身近なところにある

私たちは、普段からさまざまなリズムに触れています。

好きな曲を聴いているとき。

テレビから音楽が流れているとき。

誰かが歌っているとき。

自然に身体を揺らしたり、指で拍子を取ったりすることがあります。

難しいリズムを覚えなくても、音楽の流れを感じることはできます。

まずは音楽を聴きながら、自分なりにリズムを感じるところから始めることができます。


手拍子で参加する

特別な楽器がなくても、手拍子でリズムを楽しむことができます。

一定の拍に合わせて手を叩く。

演奏者の手拍子を真似する。

好きなところだけ参加する。

自分のタイミングで手を叩く。

全員が同じタイミングで正確に手拍子をする必要はありません。

音楽を聴きながら、自分なりの方法で参加することを大切にします。


身体を動かして楽しむ

リズムへの反応は、手拍子だけではありません。

身体を揺らす。

頭でリズムを取る。

足を動かす。

指先を動かす。

その場でできる範囲で身体を動かす。

大きな動きをする必要はありません。

身体の動かし方や音楽への反応は一人ひとり違います。

その人に合った方法で、無理なく音楽を感じることが大切です。


簡単な楽器に触れてみる

リズムを楽しむ活動では、簡単な打楽器などを取り入れる方法もあります。

まず楽器を見る。

触ってみる。

一度音を出してみる。

好きなタイミングで鳴らしてみる。

音楽に合わせて鳴らしてみる。

最初から演奏方法を覚える必要はありません。

「楽器から音が出る」ということ自体を楽しむところから始めることもできます。


楽器を使わなくてもいい

リズム活動だからといって、全員に楽器を持ってもらう必要はありません。

楽器を使いたい方。

手拍子で参加したい方。

身体を動かしたい方。

演奏を聴いていたい方。

さまざまな参加方法があります。

楽器を使うことを目的にするのではなく、その方がどのような方法なら音楽を楽しめるのかを考えることが大切です。


好きな曲に合わせて楽しむ

リズムだけを取り出して活動する方法もありますが、好きな曲と組み合わせることで楽しみやすくなる場合があります。

普段聴いている曲。

好きなアーティストの曲。

アニメや映画の曲。

童謡。

ポップス。

ロック。

その方が親しんでいる音楽に合わせて手拍子をしたり、楽器を鳴らしたりすることができます。

障がいの有無や年齢だけで選曲を決めず、本人の好きな音楽を大切にしたいと考えています。


正確にできることだけが目的ではない

リズム活動では、どうしても「合っている」「間違っている」と考えてしまうことがあります。

しかし、福祉の場で音楽を楽しむときには、正確にリズムを刻むことだけが目的ではありません。

少しずれてもいい。

途中で止まってもいい。

自分の好きなタイミングで鳴らしてもいい。

聴いているだけでもいい。

まずは音楽に触れ、その時間を楽しむことを大切にします。


同じ音楽の中で違うことをしてもいい

一つの曲が流れている中でも、参加方法はそれぞれ違って構いません。

歌っている方。

手拍子をしている方。

楽器を鳴らしている方。

身体を揺らしている方。

静かに聴いている方。

全員が同じ動きをしなくても、同じ音楽を共有することはできます。

「みんなで同じことをする」ことだけを目標にしない音楽活動も大切だと考えています。


音や刺激への感じ方にも配慮する

音への感じ方は人それぞれです。

大きな音を楽しめる方もいれば、強い音や突然の音が苦手な方もいます。

楽器によって音の大きさや響き方も違います。

そのため、使用する楽器や音量、参加人数、会場などについて、事前に施設や支援者の方と相談することが大切です。

「盛り上がるために大きな音を出す」のではなく、その場所に合った音量や進め方を考えます。


支援者の方と一緒に考える

福祉施設などで活動する場合、日頃から利用者の方と関わっている職員や支援者の方から教えていただけることがあります。

どんな音楽が好きなのか。

どんな楽器に興味を持ちそうか。

苦手な音はないか。

どのような参加方法が合いそうか。

こうした情報を共有していただくことで、その場所や参加される方に合わせた内容を考えやすくなります。


音楽教室としてのリズム指導経験を活かす

ムジカスケッチでは、ボーカル・ギター・ドラムなどの音楽レッスンを行っています。

普段の音楽レッスンでも、リズムは演奏するうえで大切な要素です。

一方、福祉の場で行う音楽活動では、演奏技術を身につけることだけを目的にするのではありません。

音楽教室として培ってきた経験を活かしながら、より参加しやすい形に変え、それぞれの方がリズムを楽しめる方法を考えていきます。


リズムから始まる音楽との関わり

歌わなくても。

楽譜が読めなくても。

楽器経験がなくても。

音楽のリズムを感じることはできます。

手拍子をする。

身体を動かす。

楽器を一音鳴らしてみる。

好きな曲を聴く。

その人なりの方法で音楽に参加する。

ムジカスケッチでは、できることや好きなことから始めながら、一人ひとりが無理なく音楽を楽しめる時間を地域や福祉の場にも広げていきたいと考えています。


福祉施設・地域団体のご担当者様へ

ムジカスケッチでは、歌や演奏だけでなく、手拍子、リズム、簡単な楽器などを取り入れた音楽活動についてもご相談を受け付けています。

「歌うこと以外でも参加できる内容を考えたい」

「簡単な楽器を使った音楽活動をしてみたい」

「一人ひとり違った方法で参加できる時間にしたい」

といった段階からでも大丈夫です。

参加される方の年齢や人数、会場、ご希望の内容などを伺い、施設や支援者の皆さまと相談しながら、その場所に合った音楽の時間を一緒に考えていきます。



小学5年生〜中学3年生の方は、