リズムの一歩|番外編①

リズムの一歩|番外編①

2拍目・4拍目クリックでグルーヴを育てよう

メトロノームを使って練習するとき、多くの人は

1・2・3・4・1・2・3・4

と、すべての拍でクリックを鳴らしています。

もちろん、この練習もとても大切です。

ですが、ムジカスケッチでは、レッスンの中で2拍目・4拍目だけを鳴らす練習も取り入れています。

最初は少し難しく感じるかもしれません。

しかし、この練習には、自分の中でリズムを感じる力を育てる大きな意味があります。


なぜ2拍目・4拍目なのでしょうか?

ロックやポップスでは、多くの場合、ドラムのスネアが2拍目・4拍目に入ります。

例えば基本的な8ビートでは、

  • キック:1拍目・3拍目
  • スネア:2拍目・4拍目

というリズムになっています。

そのため、多くの人は自然と2拍目・4拍目に音楽のノリを感じるようになります。

私は、この「ノリ」が集まりやすい場所を身体で感じることが、とても大切だと考えています。

だからこそ、メトロノームも2拍目・4拍目だけで鳴らして練習することがあります。


メトロノームに合わせる練習ではありません

この練習で一番大切なのは、

クリックに合わせることではありません。

まず、自分の中で

1・2・3・4・1・2・3・4…

という流れを止めずに感じ続けます。

その上で、2拍目・4拍目に鳴るクリックが、自分のリズムとぴったり重なるかを確認します。

つまり、クリックはリズムを作ってくれる先生ではありません。

自分の中にあるリズムが正しく流れているかを確認するための目印なのです。


グルーヴは、自分の中で育っていきます

「リズムの一歩」では、

  • 音楽は止まらない
  • リズムは点ではなく線
  • 線は円になる
  • グルーヴとは、自分の中でリズムの円が回り続けている状態

という考え方をお伝えしてきました。

2拍目・4拍目クリックは、その考え方を実際の練習で身につけるための方法のひとつです。

クリックが少なくなっても、

自分の中では常に

1・2・3・4

という流れが続いている。

そのリズムの流れに、2拍目・4拍目のクリックが自然と重なるようになると、演奏にも余裕が生まれ、音楽全体に自然な流れが生まれてきます。

私は、この感覚こそがグルーヴの土台だと考えています。


最初は難しくて大丈夫です

初めて挑戦すると、

「どこで鳴るのかわからない」

「テンポがずれてしまう」

ということがよくあります。

でも、それは決して悪いことではありません。

むしろ、自分の中のリズムを育て始めている証拠です。

焦らず、少しずつ続けていきましょう。

メトロノームに弾かされるのではなく、

自分の中にリズムを育てること。

その積み重ねが、自然なグルーヴにつながっていきます。



小学5年生〜中学3年生の方は、