レッスンメモ12|ハーモニックマイナースケールのでき方|7番目を半音上げる。

レッスンメモ12|ハーモニックマイナースケールのでき方|7番目を半音上げる。

前回は、CメジャースケールとAマイナースケールの関係について学びました。

今回は、Aハーモニックマイナースケールがどのようにできるのかを見ていきましょう。


まずはAナチュラルマイナースケールを確認しよう

Aナチュラルマイナースケールは、

ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ

の7つの音でできています。

これが、一番基本となるマイナースケールです。

ここからたった1つの音を変えるだけで、新しいスケールができます。


「ソ」を半音上げる

ラから順番に数えると、

1番目:ラ

2番目:シ

3番目:ド

4番目:レ

5番目:ミ

6番目:ファ

7番目:ソ

になります。

この**7番目の「ソ」を半音上げて「ソ♯」**にすると、

ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ♯

になります。

これがAハーモニックマイナースケールです。


ギターではどうするの?

ギターでは、半音上げる=1フレット右へ動かすことです。

図を見ると分かるように、

黄色で囲った「ソ」の音だけを1フレット右へ動かします。

ほかの音はそのままです。

つまり、

新しい形を覚える必要はありません。

「ソ」だけを動かす。

これだけで、Aハーモニックマイナースケールになります。


なぜ「ソ」を「ソ♯」にするの?

「ソ」のままだと、「ラ」に戻りたい気持ちは少し弱めです。

でも、「ソ♯」にすると、「ラ」のすぐ隣の音になります。

すると、

「ラに戻りたい!」

という力が強くなります。

この変化によって、スケール全体に緊張感が生まれます。

だから、ハーモニックマイナースケールは、クラシックやメタルなどでもよく使われています。


コードも変わる!

「ソ」が「ソ♯」になると、コードの響きも変わります。

Aマイナーでは、

ミ・ソ・シ

で**Em(Eマイナー)**になります。

しかし、「ソ」を「ソ♯」にすると、

ミ・ソ♯・シ

になり、**E(Eメジャー)**になります。

このE → Amという流れは、

「ラに戻りたい!」

という力がとても強くなるため、多くの曲で使われています。


音を比べてみよう!

ぜひ弾き比べてみましょう。

  • ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ
  • ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ♯・ラ

最後の「ラ」に戻ったときの感じが、少し違って聞こえるはずです。

音楽は理論だけでなく、耳で感じることもとても大切です。


よくある質問(Q&A)

Q. ハーモニックマイナースケールは全部覚え直すのですか?

A. いいえ。Aナチュラルマイナースケールの**「ソ」を「ソ♯」に変えるだけ**です。

Q. ギターではどうやって半音上げるのですか?

A. その音を1フレット右へ動かすだけです。

Q. なぜ「ソ♯」にするのですか?

A. 「ラ」に戻りたい力を強くするためです。その結果、緊張感のある響きになります。

Q. ハーモニックマイナースケールはどんな曲で使われますか?

A. クラシックやメタル、映画音楽などでよく使われます。少しミステリアスで力強い雰囲気を作ることができます。


ムジカスケッチのギターレッスン

ムジカスケッチでは、「形を覚える」だけで終わらせません。

**「どの音が変わるのか」「なぜ変わるのか」**まで、実際にギターを弾きながら一緒に学びます。

今回のように、

ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ

を弾いてから、

ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ♯

を弾いてみる。

たった1つの音を変えるだけで、音楽の表情が変わることを耳で感じてみましょう。

この「違いを感じる力」が、ギター上達への大きな一歩になります。



小学5年生〜中学3年生の方は、